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トヨタの実証都市『Woven City』について

今回は、2021年着工予定のトヨタのコネクティッド・シティ『Woven City』についてご紹介させていただきます。

あらゆるモノやサービスがつながる未来都市『Woven City』

引用:https://www.fashion-press.net/news/57048

『Woven City』の概要

すでにご存じの方もいるかもしれませんが、自動運転※MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)、ロボット、AI(人工知能)技術等を導入・検証できる実証都市をトヨタがつくるようです。

人々の暮らしを支えるあらゆるモノやサービスがつながる実証都市として、着工は2021年を予定しているようです。まず、高齢者と子育て世帯、発明家の360人程度が入居する計画のようです。

『Woven City』という名前について
・完全自動運転車や電気自動車のみが走行する道
・歩行者とパーソナルモビリティが共存する道
・歩行者専用の歩道と道
これらの道が網の目のように「織り込まれる」姿から「Woven(織られた)City(街)」と名付けられたようです。この未来の実証都市をベースにトヨタはモビリティカンパニーに変革していくようです。

自動運転車について

自動運転は、米運輸省道路交通安全局(National Highway Traffic Safety Administration)が発表している6段階のレベル分けで定義されています。

レベル0

  • 運転自動化なし
  • すべて人が操作

レベル1

  • 運転支援
  • 人が操作
  • 自動ブレーキなどの一部の制御システムの支援をシステムが行う。「安全運転支援システム」等の技術

レベル2

  • 部分運転自動化
  • 人が操作
  • レベル1での支援システムに加えて、ハンドル制御などの複数の車両制御システム

レベル3

  • 条件付き運転自動化
  • 人と車が操作
  • アクセル・ブレーキなどが自動的になり手放し運転ができる。システムの領域以外は人が操作

レベル4

  • 高度運転自動化
  • 車が操作
  • すべてシステムが運転操作を行いますが、一定の条件下での走行のみ

レベル5

  • 完全運転自動化
  • 車が操作
  • すべての交通状況に応じてシステムが運転操作を行い、障害時もシステムが対応する

これまでは、道路交通法でレベル2までしか容認されていませんでした。ですが、今年11月にホンダが開発した自動運転システムが自動運転レベル3”の型式指定を国土交通省から取得し、世界各国と比べて日本がレベル3の実用化に向けて一歩先んじた格好となっています。

車が空を飛ぶ時代

空を飛ぶ車ですが、SF映画や漫画などで一度は目にされたことがあると思います。
いつか車が空を飛ぶ時代が来てもおかしくないなと遠い未来の話でしかありませんでした。
しかし、実際にトヨタ自動車は「空飛ぶクルマ」に本格参入しており、機体開発に取り組む米企業に出資していたり、世界各国では空飛ぶクルマの開発が進んでおり、空の移動がより日常的になる日が近いなと思っています。

まとめ

トヨタ自動車の『Woven City』ですが、住むまでは行かなくても一度は訪れてみたいと思いました。きっとSF映画の世界のような街なのだろうと勝手に想像しています。この未来都市をきっかけに「移動の概念」がどのように変わっていくのか非常に楽しみです。

最後に、今回の記事では書ききれなかった情報もありますので、もし気になられた方はトヨタ自動車の公式サイトなどでご確認下さい。