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緊急速報設定と電話が繋がらない場合の対処法

九州南部豪雨災害により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
地域によっては引き続き大雨が続いておりますので、早め早めの避難行動をお願いします。
また、都心部を中心に新型コロナウイルスの感染が次々と生じておりますので、避難所でのクラスター発生に十分お気を付けください。

地震や大雨などの災害の際に、スマホの「緊急速報」が確実に届いてますでしょうか?
今、大規模な自然災害が起きた時に、すばやく情報を得て「命を守る行動」ができるように
「緊急速報」の通知設定について情報提供させていただきたいと思います

「緊急速報」とは

緊急速報とは、災害発生時に国や地方自治体が配信する災害・避難情報や気象庁が配信する警報などを対象地域内の携帯電話やスマートフォンに対して一斉に配信されるものです。
登録や申し込み手続きなどは不要で、月額使用料・通信料などすべて無料です。

どんな条件やタイミングで通知されるのか?

【緊急地震速報:配信元 気象庁】


最大震度5弱以上の地震発生時に、強い揺れ(震度5弱以上)が予想される地域及び震度4が予想される地域を対象に発表されます。
※緊急地震速報が届いてから、震源からの距離にもよりますが、たとえ揺れが来なくても1分程度は、身を守るなど警戒をお願いします。

【津波警報:配信元 気象庁】

引用元:気象庁ホームページ

津波の高さが、高いところで1メートル以上となると予想される地域に発表されます。
※直ちに高い安全な場所へ避難をお願いします。

【特別警報:配信元 気象庁】

 

大雨、地震、津波などの災害でこれまでに経験したことのないような、重大な危険が差し迫った異常な状態の時に発表されます。
※直ちに地元市町村の避難情報に従うなどの適切な行動をお願いします。

【Jアラート:配信元 総務省消防庁】

国に対する外部からの武力攻撃や大規模テロなどが迫っている時、または発生したときに関係する地域に発表されます。
※屋内にいるとき:すぐに近くに頑丈な建物や地下があればそこに避難をして、できなければできるだけ窓から離れ窓のない部屋に移動して下さい。
※屋外にいるとき:できるだけ頑丈な建物や地下に避難する、できなければ物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守る行動をお願いします。

【災害・避難情報:配信元 国・自治体】


自然災害の情報や、避難指示などの情報、国民保護に関する情報などが発表されます。
※避難勧告や避難指示に従って、あわてずに行動をお願いします。

緊急速報が受信できない場合に確認すること

周辺の人の携帯電話やテレビから緊急速報が鳴っているのに、なぜか自分の携帯電話からは、なにも音や通知がこないことがある場合はありませんか?

あてはまる方は、以下のことを確認してみましょう。

1:受信する設定になっていない

iPhoneの場合:ホーム画面から[設定]>[通知]の項目をタップ>一番下の[緊急速報]が[ON]になっているかご確認ください。

スマートフォン・ガラケーの場合
:各キャリア(au・docomo・softbank)のホームページをご確認ください。

au
https://www.au.com/support/faq/view.k20000002291/

docomo
https://www.nttdocomo.co.jp/service/areamail/usage/

softbank
https://www.softbank.jp/support/faq/view/10574

2:通話中や通信中は受信されない場合がある

通話や通信中、圏外や電源オフ時は受信されず、受信できなかった場合の再受信はできないようです。

3:携帯端末が受信に対応していない

ご利用の端末が「緊急速報」の受信に対応していない場合は、「Yahoo!防災速報」をお勧めいたします。

地震や津波、豪雨などの通知を行ってくれるだけではなく、アプリ内で周辺の避難場所を検索することができる機能もついています。

また、防災手帳という機能もついており、防災用品や緊急連絡先をアプリでみることができるようになっています。

※「Yahoo!防災速報」(iOS、Android対応/無料)をインストールし、「プッシュ通知をオン」にして災害などに備えましょう。

※パソコンやガラケーも利用できます。

「Yahoo!防災速報」について詳しくは、「Yahoo!防災速報」(外部リンク)をご確認ください。

電話が繋がらない場合の対処方法

大規模な災害が発生した場合は、基地局の損傷をはじめ安否確認を行う人が急激に増加することで電話回線が非常に混み合います。

家族や友人に電話をかけて、無事をすぐにでも確認したいと思っても、電話が繋がらないと不安が増すばかりですよね。

そのような場合に、試してもらいたい連絡手段をご紹介します。

災害用伝言ダイヤル

NTT西日本・NTT東日本などが提供している、災害時限定の”災害時伝言ダイヤル171″です。

こちらのサービスは、電話を利用して安否状況等の伝言を録音・再生することのできるサービスです。

利用方法(録音する場合)

  1. 「171」をダイヤル
  2. ガイダンスに従い「1」を押す
  3. 被災者の方の携帯電話番号または、市外局番から電話番号を入力する。
  4. ガイダンスに従い「1]を押し、録音開始
  5. ガイダンスに従い「9]を押し、録音終了

利用方法(再生する場合)

  1. 「171」をダイヤル
  2. ガイダンスに従い「2」を押す
  3. 被災者の方の携帯電話番号または、市外局番から電話番号を入力する。
  4. ガイダンスに従い「1]を押し、再生開始

詳細な利用方法はこちら
↓NTT西日本公式ホームページ
https://www.ntt-west.co.jp/dengon/way/

体験利用日を活用しよう

実際に、災害伝言サービスを体験することができる日があります。

  • 毎月1日及び15日 00:00~24:00
  • 正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00)
  • 防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
  • 防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)

体験日を利用して日頃からご家族と訓練を行うことが大切ですね。

インターネット回線を使用する

電話回線が混みあっていたとしても、インターネットの回線が使える場合は、LINEやTwitter等で連絡してみましょう。

東日本大震災時には、まだ誕生していなかったLINE。

その中の既読機能は、メーセージを読んだけど返信することができない場合に、相手に知らせることができるように開発された機能でもあります。

タイムラインやステータスメッセージを活用して、安否状況を報告に使用しましょう。

まとめ

近年自然災害による大規模な災害が多発していますが、いざという時に大事なことの一つが、何が起きているのかという状況を少しでも早く知ることです。
そして、一番大事なことは”周囲の状況に応じて、あわてずに、まずは身の安全を確保すること”です。
災害発生時の状況は、皆さんそれぞれバラバラだと思います。
例えば、建物の中であったり屋外であったり、乗り物で移動中の時に災害が発生するかもしれません。
繰り返しになりますが、いざという時は、あわてずに、まずは身の安全を確保して下さい。