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アプリで巧妙化。FX詐欺被害に注意

近年の投資ブームを逆手にとった投資詐欺の手口が巧妙かつ悪質になってきています。

とくにFX(外国為替証拠金)などへの投資は、実際にFX取引で利用される投資家向けアプリで偽の運用成績を示して信じ込ませるなど巧妙な手口が目立っています。

自分は大丈夫!

と思われている方も最近の投資詐欺の事例をご紹介したいと思いますので一緒に確認していきましょう。

FXアプリを悪用しているケース

FXのモニターに当選した。などの嘘の電話勧誘を行い、架空の証券口座を開設させます。

その後、実際に多くの投資家が使用している投資アプリを使い、偽のチャートで運用利益があたかも出ているように見せかけ、その後投資金額を増やしませんか?などとさらに入金を催促します。

しかし実際には運用すらしていないため、被害者が利益が出ていると考え口座から引き落とそうとしても、引き落とせ無い、または音信不通になったりして、そこで初めて詐欺に遭ったことに気がつくこととなります。

この手口では金融機関を名乗る業者も詐欺のケースが多いため、有名なアプリだからといって安易に信用することはやめましょう。

SNSでの勧誘

TwitterInstagramなどのSNSでの勧誘での詐欺被害も増えています。

以前の詐欺の勧誘方法としては、訪問や電話勧誘が主流でしたが、今はSNSを利用して勧誘することが主流となっています。

●FXで何百万稼いだ!

●自動売買ツールで不労所得も目指しませんか?

などと興味を誘い高額な商材やツールを販売していきます。

詐欺業者は『必ず稼げる・初心者でもOK』など甘い謳い文句で誘ってきます。

投資に絶対はありません。

『必ず稼げる』などといった言葉が出たら詐欺を疑いましょう。

マッチングアプリやサイトを利用するケース

マッチングアプリなどを活用して接触してくるケースも増えています。

アプリ上で知り合いメッセージのやりとりを普段通り行い、信用を得ていきます。

ある程度期間がたち恋愛感情が出てきたところで投資の話を持ちかけてくるケースです。

初対面の人から出資を求められたら、詐欺の可能性がありますので注意しましょう。

投資詐欺に遭わないために

●取引を行う前に、事業者を確認

金融商品取引法により、日本に居住する顧客を相手に金融商品の勧誘などの金融商品取引業を行う場合は、海外事業者であっても、原則として金融庁への登録が必要とされています。

金融庁は登録が無い事業者を確認した場合、事業者に対し適宜警告書の発出を行い、かつ、改善が無い場合は名称等を公開しています。

サービスの内容、事業者の所在地や電話番号などの一般的事項をサイト上で公開しているか、金融庁へ登録されているか否かなどを確認し、信用できる事業者かどうかを慎重に判断しましょう。

●突然の連絡は怪しむこと

SNSの場合、突然知らない人であっても連絡が来る事があります。

多くの場合は、華やかな生活をしている投稿で埋め尽くされている場合が多いです。
「一緒に稼げる仲間を募集してます」「あなただけに特別に。」などの特別感を演出してきますが、少しでも怪しいなと思ったら相手にしない事が大切です。

また知り合いからの突然の投資話も注意が必要です。
知人であれば、初対面の相手と比べ警戒心が薄れてしまいついつい言われるがまま詐欺投資話に食いついてしまうケースが多く発生しています。

誘いが突然きた場合は、知り合いであっても安易に信用しないようにしましょう。

まとめ

『自分は詐欺には引っかからない』と思うかもしれません。

しかし近年の詐欺業者は、ITを駆使して巧妙に詐欺を企ててきます。

騙されてしまったお金は返金が無い場合が多いため、普段から警戒心も持って大切なお金を守りましょう