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江平五差路・新名爪交差点の事故対策と事故件数について

株式会社シー・アイ・エスの須賀です。
日本損害保険協会が、2018年に発表した『全国交通事故多発交差点マップ2017年版』で、宮崎市にある2つの交差点が”日本で最も危険な交差点ランキング”においてワースト1.2として発表されたことを覚えているでしょうか?

その2つの交差点が
・江平五差路交差点(全国ワースト1位)
・新名爪交差点(全国ワースト2位)
でしたが、最も危険な交差点として知られるようになってから約3年が経とうとしております。

現在では、どちらの交差点も事故対策が進み交通事故が減少しております。
今回の記事では、ランキング発表を受けて2つの交差点が、どのような対策がとられたかをご紹介致します。

江平五差路交差点

江平五差路は、交差点が大きく屈曲している五差路交差点です。
宮崎市中心部を南北に走る片側3車線の国道に市道が交差しており、さらに、JR宮崎駅方面に向かう別の片側2車線の道路とも交わる交差点です。
江平五差路は、「直進のみ」や「左折のみ」などの信号が多いこと、朝夕の通勤時間帯には渋滞をしてることが特徴で、事故種別でも、”追突事故”が19件中12件と突出して多い交差点でした。

江平五差路事故対策

事故対策後は、
・走行車線をカラー塗装をしたり、「追突注意」の路面標示や減速マーキングがされています。
・「追突注意」と「脇見注意」の注意看板が国道10号線の6カ所に設置されました。
・左折車と歩行者の交錯を減らすために信号を増設し、歩行者と車の信号表示を分け、交錯を減らしています。

江平五差路事故件数

対策後は徐々に効果を出てきており、最新のランキングでは、全国・宮崎県内ともにランキング外となっています。

平成29年度 20件(全国ワースト1)・追突12件・左折時3件・右折直進1件・その他4件
平成30年度 13件(宮崎ワースト2)・追突10件・左折時2件・出会い頭1件
令和元年  ランク外

ただ、市道から国道へは、少し坂道になっており、夜間は対向車のライトが眩しく感じることもあるため注意が必要です。
また、東側の市道から国道へ右折するために停車中、こちらの信号が赤になっても対向車が直進してくることが多く危険で、赤になっても右折できずに交差点の真ん中で停車しなければならない状況になる可能性があるため、前方車両の動きに十分注意する必要があるかと思います。

 新名爪交差点

新名爪交差点は、四差路交差点ではありますが、国道に市道が交わる五差路、六差路のような感覚です。
変則四差路交差点で、X字型に交差して大きく屈曲し、常に渋滞しており、「直進のみ」や「左折のみ」などの信号が多い交差点です。
周辺に住宅街や量販店、学校などがあり、車の出入りや歩行者の姿が多く見られることも特徴です。

新名爪交差点事故対策

対策後は、
・走行車線(直進・右折・左折)をカラー塗装し、「追突注意」の路面標示や減速マーキングがされています。
・直進車線を1車線増設し、信号待ちによる渋滞の緩和を図っています。

新名爪交差点事故件数

対策後の事故件数は徐々に減少していますが、最新のランキングでは、現在宮崎県内で最も事故が多い交差点となっております。

平成29年度 19件(全国ワースト2)・追突18件・その他1件
平成30年度 ランク外
令和元年  11件(宮崎ワースト1)・追突11件

事故対策の整備後、信号の矢印表示が多くなり、信号が、「直進のみ」の表示にも関わらず、左折していく車に、度々遭遇する機会があります。
また、車線が増えたことで渋滞は緩和されたようにありますが、その分スピードを出す人も増えたなと感じており、
新たな危険要因が事故率減少に歯止めをかけているように感じます。

まとめ

事故対策によって事故率は減少しましたが、交通事故対策後の道路を走行すると、整備後でもわかりずらく、危険だなと感じる場面も多々あります。
その都度、課題は出てくると思いますが、私たちがより安全に暮らせるように、対策を考えてくれている方たちがたくさんいます。
交通事故が多いことをその人たちのせいにせず、ひとりひとりが気を付けて行動することが、1番の安全対策になるのではないでしょうか。