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小中学生なりたい職業ランキング

皆さんは、子どもの頃どんな職業になりたかったですか?

子どもの頃には、「大人になったらどんな職業に就きたい?」と聞かれるのが定番ですよね。

本記事では、「小中学生がなりたい職業ランキング」と「保護者が子どもに就いて欲しい職業」を比較しながら、考察していきたいと思います。

最近の小中学生はどんな職業になりたい?

少し前までは、小中学生がなりたい職業といえば「YouTuber」が圧倒的な人気を誇っていましたが、近年では落ち着いてきている傾向にあります。

また、ランキングからは「コロナ禍」の影響も見られました。

時代とともに変わってきている部分と、変わらない部分もあるのが対照的です。

小中学生男子のなりたい職業ベスト3

それではまず、小中学生男子がなりたい職業ベスト3について解説していきます。

人気定番の職業から、ちょっと意外な職業まで、幅の広さがわかる結果となりました。

第3位:サッカー選手

第3位は、昔から定番で人気の「サッカー選手」です。

また、保護者が子どもになって欲しい職業第3位も「スポーツ選手」でした。

やはり、「男の子はスポーツ」というイメージが強いようです。

スポーツ選手の中でも、W杯など世間の注目度が高い大会のあるサッカーに注目がいくのは、必然と言えます。

第2位:YouTuber

第2位は、子どものなりたい職業ランキングで常に上位の「YouTuber」でした。

少し前までは、人気の職業として圧倒的な存在感を放っていたYouTuberですが、最近では2位や3位に落ち着くことが多く、一筋ではないYouTuberに対して、難しさを感じているのかもしれません。

一方で、大人が子どもになって欲しい職業の第2位は、エンジニアでした。

どちらも、「ネットを主体として働く」という点では同じですが、人に雇われて働くのか個人事業主として働くのか、という違いがあります。

やはり保護者の気持ちとしては、「安定した職業に就いて欲しい」という思いがあるようです。

第1位:会社員

小中学生のなりたい職業第1位は、「会社員」でした。

今まであまり人気の職業としてランクインすることがなかった会社員ですが、これはコロナ禍の影響もあると考えられます。

リモートワークの推進によって、会社員の保護者が家で働く姿を目にすることも多くなりました。

そのため、会社員に対してのイメージが湧きやすくなったのではないでしょうか。

一方で、保護者が子どもに就いて欲しい職業の第1位は、「公務員」でした。

やはり、子どもには「安定感」を求めていることがわかります。

小中学生女子のなりたい職業ベスト3

次に、小中学生女子がなりたい職業スト3について解説します。

こちらも、定番人気の職業から、イマドキな雰囲気を感じる職業まで、幅広い結果となっています。

第3位:教師

第3位に上がったのは、「教師」でした。

学校で会う頻度の高い先生に対して、憧れを持つ女子が多いのかもしれません。

また、保護者が子どもに対してなって欲しい職業の第3位も、公務員という結果でした。

どちらも「公務員」という点で合致していることがわかります。

第2位:漫画家・イラストレーター

第2位の職業は、「漫画家・イラストレーター」でした。

近年、「鬼滅の刃」の大ヒットにより、漫画やアニメ業界が大きな話題を呼んでいます。

また、SNSで漫画を投稿している漫画家も多く、今までよりも身近な職業になったと言えるでしょう。

一方で、大人が子どもになって欲しい職業の第2位は、「薬剤師」でした。

こちらも、安定感のある職業かつ収入の高い職業になるので、将来安定した生活を送って欲しい保護者としては、子どもに期待したい職業になったのでしょう。

第1位:パティシエ

女子人気の高い職業第1位は、「パティシエ」でした。

パティシエは、かつてから女子が憧れる職業として定番です。

甘いものが好きな女子が多いため、パティシエに憧れるのでしょう。

一方で、大人が子どもになって欲しい職業の第1位は、「看護師」でした。

安定感のある職業であることはもちろん、コロナ禍で医療従事者の活躍が注目されたことも、第1位になった理由かもしれません。

【まとめ】子どもと保護者の希望にはギャップがある

本記事では、小中学生がなりたい職業ランキングを解説しながら、大人が子どもになって欲しい職業との比較を行いました。

その結果、大人は子どもに安定感を求めており、子どもは目につきやすい職業に憧れることがわかりました。

また、最近では、コロナ禍の影響によるランキングの変化があることも面白いデータです。

このように、社会の情勢やインターネットの進化によって、なりたい職業ランキングは変わっていくことが予想されます。

大人の希望と子どもの憧れにはギャップがあるため、大人の考えを押し付けないことが大切なのかもしれません。